事業の概況-MB事業


MB事業は、売上高が前期比10.7%減の1,175億円、営業利益は同51.5%減の34億円となりました。工業資材が伸びましたが、需要低迷の影響でホース配管、シーリング材、航空部品、ゴルフ用品の売り上げが落ち込みました。さらに原材料価格の高騰や円高が収益を圧迫し、利益も減少しました。

2009年度はホース配管、工業資材、シーリング材が減収の見込みで、売上高は前期比6.4%減の1,100億円の予想です。しかし、原材料価格が前期に比べ安値で推移していることから、営業利益は同17.0%増の40億円を見込んでいます。

ホース配管
建設機械や自動車の減産を受け減収に
当期の売上高は前期比15.9%減の365億円となりました。下期以降の建設機械メーカーや自動車メーカーの急激な減産により、売り上げの約65%を占める日本で油圧ホースと自動車用ホースの売り上げが大幅に減少しました。
海外でも、米国で自動車用ホースを生産しているSAS Rubber Companyと YH America, Inc.が米国の自動車生産台数の大幅な減産を受け、両社とも売り上げが落ち込んでいます。台湾のSC Kingflex CorporationとタイのYokohama Rubber (Thiland) Co., Ltd.は増収となりましたが、日本と米国の落ち込みをカバーできませんでした。
2009年度も建設機械の需要減少が予想され、売上高は前期比17.8%減の300億円を見込んでいます。生産量の減少に伴うコスト高の解消が緊急課題で、生産体制の見直しに加え、固定費や原材料費などあらゆるコストの削減に取り組みます。その一方、市場の回復にいち早く対応できるよう、ユーザーの動向を注視しながら工場との連携を強化していきます。

海外でホースの交換用市場に参入
2009年4月から、海外市場で建設機械や工作機械向けに交換用高圧ホースの販売を開始しました。これまで建設機械メーカーや工作機械メーカーへのOEM(相手先ブランドでの生産)による納入が中心でしたが、日本メーカーの高い要求に応えてきた技術力を強みに新たな市場の開拓に挑みます。
海外販売向けに開発したのが新ブランド「エクシード」で、軽量で曲げ性能に優れ配管スペースを小さくできるのが特徴です。また、ユーザーがホースを選びやすいよう最高使用圧力と口径ベースで構成した新規格「ISO18752」を採用。従来のホース規格は繊維補強、鋼線編組補強などの構造ベースで、適切なホースを見つけにくいのが難点でしたが、よりユーザーの視点に立った新規格の導入で他社との差別化を図ります。

高圧ホースExceed
海外販売向けに開発した高圧ホースExceedは、最高使用圧力や耐久性では米国のSAEなど既存の構造ベース規格の最高グレードに該当する。
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