事業の概況-MB事業


航空部品
官需向け、民間航空機向けともに低迷
当期の売上高は前期比5.2%減の154億円となりました。官需向けと民間航空機向けともに販売が落ち込んだうえ、円高の影響も受けました。官需向けの落ち込みは量産機種がほとんどなかったことに加え、交換用商品の販売も減少したためです。化粧室ユニットや飲用水用タンクなどを手がける民間航空機向けは、OE向けは前期並みでしたが、世界的な経済低迷による航空会社の機体改修の先延ばしで、交換用の販売が落ち込んだことが響きました。
 引き続き官需市場の低迷が予想されますが、民間航空機向けは交換用商品の需要が当期より回復すると見込み、今期は前期比3.9%増の160億円を計画しています。さらに値上げや、スペック変更による材料費削減、人材の多能工化などの内部改善に力を入れ、売り上げの伸びを上回る収益改善をめざします。


ボーイング737型機
ラバトリーモジュール
横浜ゴムは2004年からボーイング737ファミリー向けにラバトリーモジュールを独占供給している。737ファミリーは短・中距離用小型旅客機でボーイングの大ベストセラー機種。1機当たり2~4ボックスのラバトリーモジュールが設置されている

ゴルフ用品・その他
市場が低迷するなか、クラブが堅調
ゴルフ用品・その他の売上高は前期比11.9%減の95億円となりました。ゴルフ用品は増収となりましたが、その他の売り上げが落ち込みました。
 ゴルフ用品の売り上げが伸びたのは国内ゴルフ用品市場が低迷するなか、クラブの販売が堅調だったためです。なかでも転がりの良さを追求したパタ「Silver-Bladeシリーズ」の売れ行きが好調でした。また、既成概念にとらわれない設計コンセプトで、易しさと飛距離を両立させたクラブ「egg」シリーズが幅広いゴルファー層から支持を集め、販売を伸ばしました。
 今期も他社と差別化を図った商品の投入に加え、海外販路の拡大などにも取り組みますが、ゴルフ市場の縮小傾向は続く見込みで、ゴルフ用品・その他の売上高は前期比5.6%減の90億円を見込んでいます。


eggアイアンⅡ
既成概念にとらわれない新形状ヘッドで、打ちやすさと飛距離を両立したeggアイアンⅡ

国内のMB事業の販売強化、「横浜ゴムMBジャパン」を設立
横浜ゴムは10月1日付けで、全国のMB販売会社8社と横浜ゴム本社の工業品販売部門の一部機能を統合し、新たに横浜ゴムMBジャパン(株)を設立します。厳しい環境にある国内市場で勝ち残っていくには、抜本的な組織再編による販売強化が不可欠と判断しました。お客さまに近い販売会社の営業力とメーカーのバックアップ機能を統合し、一体感を持った組織運営、地域密着型営業の強化、意思決定のスピードアップによる顧客満足度の向上などをめざします。

タイの天然ゴムの加工工場。2010年5月から生産を開始した
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