ステークホルダーの皆さまへ


ステークホルダーの皆さまへ
2011年3月に発生した東日本大震災で亡くなられた方々に深い哀悼の意を捧げますとともに、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。私たちは、今後も引き続き復興への取り組みを最大限に支援してまいります。
当社においては、2011年6月29日に開催された第135回定時株主総会後の取締役会において、野地彦旬が南雲忠信の後を受け代表取締役社長に、南雲忠信が代表取締役会長兼CEOに就任しましたことをご報告します。

左:野地彦旬 右:南雲忠信
代表取締役社長
野地彦旬
    代表取締役会長兼CEO
南雲忠信
売上高、利益ともに前年を大幅に上回る
2010年度の連結決算は売上高が前期比11.4%増の5,197億円となりました。営業利益は同37.5%増の295億円、経常利益は同24.6%増の234億円、当期純利益は同21.2%増の139億円です。原材料価格の上昇や円高などの影響を受けましたが、タイヤに加え、それ以外の事業も概ね好調に推移し増収となりました。また、内部改善も順調に進み、増益に寄与しています。配当は、期末配当を一株当たり6円とし、中間配当4円と合わせ、年間では一株当たり10円といたします。

2011年度は9ヵ月決算に
当社は、海外連結子会社との決算期の統一などを目的に、決算期を毎年3月31日から毎年12月31日に変更することを決定しました。これにより、経過期間となる2011年度は4月1日から12月31日までの9ヶ月決算となり、売上高4,710億円、営業利益210億円、経常利益190億円、当期純利益110億円を見込んでいます。配当は、中間配当3円、期末配当4円とし、年間では一株当たり7円を予定しています。

「GD100」フェーズⅡ最終年度の取り組み
横浜ゴムグループは、創業100周年にあたる2017年度に売上高1兆円、営業利益1,000億円、営業利益率10% をめざす中期経営計画「GD100(グランドデザイン100)」を策定しています。2011年度は2009年度から取り組んでいるフェーズⅡの最終年度にあたります。「高質な成長」をテーマに質の高い企業基盤の確立を目指し、重点課題に引き続き取り組んでいきます。
タイヤの成長戦略
タイヤ事業では、「環境貢献商品のグローバル展開」「グローバルな新車装着活動」「ロシア事業の強化」「増産計画」「地域事業体制の強化」を柱として取り組みます。また、「環境、そして人や社会にやさしい」をテーマとしたグローバルコンセプト「BluEarth」から、フラッグシップタイヤの「BluEarth-1 AAA spec」、RV専用の「BluEarth RV-01」、幅広いサイズバリエーションの「BluEarth AE-01」を国内で発売しました。「BluEarth-1」は欧州でも販売を開始しており、今後世界各国で展開していく予定です。増産計画ではフィリピンをはじめ、中国、タイ、ロシア、米国で生産能力の増強を図っています。2011年度末のタイヤ生産能力はフェーズⅠ最終年度にあたる2008年度から11%増加し、年間約6,000万本に達する見込みです。

MBの成長戦略
工業品事業では、「成長分野のグローバル展開」「環境分野を軸とする新規事業開拓」に取り組みます。グローバル展開では本年5月、中国に販売会社を設立しました。ホースやコンベヤベルト、接着剤などの販売強化を狙います。また、中国で建設機械用高圧ホースの需要が拡大していることから、専門工場の建設を決定しました。2013年1月に操業開始の予定です。新規事業開拓では、太陽光発電システム向けシール材や携帯情報端末向けコート材の販売拡大などに取り組んでいきます。スポーツ事業では、2010年12月に発売した新ブランド「iD」の女性向けクラブシリーズ「iD WOMAN’S」を本年2月に発売しました。

技術戦略
当社は低燃費タイヤ開発において「ナノブレンドゴム」「AIRTEX」という優位技術を確立しています。「ナノブレンドゴム」はオレンジオイルを配合したコンパウンドで、ころがり抵抗の低減と優れたグリップ力の両立を実現します。「AIRTEX」はタイヤ内部に貼られ、空気漏れを防ぐ機能を持つインナーライナーで、世界中で特許を取得しています。

経営基盤の強化・CSR経営の徹底
経営基盤の強化に向けた国内事業の構造改革として、2010年10月に国内のMB販売会社を1社に統合しました。また、2006年度にスタートしたムダ取り活動はこれまでに累計440億円の改善効果を生んでいます。一方、環境貢献活動として、国内外の生産拠点で取得したISO14001に基づく環境経営の徹底、廃棄物削減を目指すゼロエミッションの達成に取り組んでいます。2017年度までに50万本の植樹を目指す「YOKOHAMA 千年の杜」プロジェクトでは、2010年度末までの植樹本数が18.3万本となり、目標の37%を達成しました。
横浜ゴムグループは、これからも、コンプライアンスを重視し、社会からゆるぎない信頼を得ている企業を実現するよう、取り組んでまいります。株主の皆さまにおかれましては一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2011年6月
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