ステークホルダーの皆さまへ
株主の皆さまには平素よりお引き立てを賜り心より御礼申し上げます。
また、東日本大震災によって被災されました皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、復興を衷心よりお祈りいたします。

「GD100」Phase Ⅲをスタート2012年度は過去最高の利益水準を見込む
左:野地彦旬 右:南雲忠信
南雲忠信会長兼CEO(左)と野地彦旬社長
販売が好調で予想を上回る収益を達成
2011年度の連結決算は売上高4,651億円、営業利益263億円、経常利益207億円、当期純利益116億円となりました。なお、当事業年度は決算期変更に伴い、2011年4月1日から2011年12月31日までの9カ月決算のため、対前期増減比率は記載しておりません。ご参考として2011年11月に公表した業績予想と比較すると、国内外で市販用タイヤ販売が好調だったことによる販売量増加、内部改善、値上げの浸透に加え、原材料価格や為替の影響が改善したことで売上高、利益ともに予想値を上回りました。配当金は期末配当を一株当たり4円とし、中間配当3円と合わせ、年間で一株当たり7円といたします。

「GD100」Phase Ⅲがスタート
さて、当社グループは、本年度から「グランドデザイン100(GD100)」Phase Ⅲの3カ年計画をスタートさせました。「GD100」は創業100周年にあたる2017年度を最終年度とする中期経営計画で、財務目標として売上高1兆円、営業利益1,000億円、営業利益率10%を掲げています。2006年度からを3年ごとに4つのフェーズに分け取り組んでおり、すでにPhase Ⅰ(2006~2008年度)、Phase Ⅱ(2009~2011年度)が終了しました。

Phase Ⅱで「筋肉質な企業体質」を確立
Phase Ⅱではリーマンショック、為替の円高、原材料価格高騰など外部環境が大きく悪化しました。しかしPhase Ⅰの3年間累計とPhase Ⅱの2年9カ月間累計を比較すると、売上高は1兆5,660億円から1兆4,512億円と減少したものの、営業利益は670億円から772億円と102億円増、営業利益率も4.3%から5.3%へと1ポイント良化しました。環境が厳しい中でも利益を出せる筋肉質な体質への転換が進んだと考えています。

3年間累計で売上高1兆8,000億円を目指す
Phase Ⅲでは定量目標を3年間累計で設定しており、売上高1兆8,000億円、営業利益1,500億円、営業利益率8.3%を掲げています。最終年度の2014年度は売上高6,300億円、営業利益600億円、営業利益率9.5%を目指します。

テーマは「強くしなやかな成長」
Phase Ⅲにおいても様々な外部環境の変化とリスクが見込まれます。また世界的な需要拡大に対するタイヤ供給力不足など当社の課題も顕在化しています。こうした認識に立ち、Phase Ⅲではこれまで築き上げてきた筋肉質な企業体質をさらに強化しつつ外部環境にも柔軟に対応し、Phase Ⅳ以降の飛躍に向けた足場を築く計画です。このためPhase Ⅲのテーマには「強くしなやかな成長」を掲げることとしました。なお、2017年度の連結売上高は8,500億円前後と想定され、当初目標である1兆円の達成は2019年度から2020年度となる見通しです。しかし営業利益1,000億円は目標どおり2017年度に、営業利益率10%は前倒しで達成していきます。

目標達成に向け多様な成長戦略を立案
Phase Ⅲではタイヤを中心とした大型増産投資を積極的に実施し、供給能力の拡充によって成長国の需要の伸長を遅れなく捕捉していきます。また、コスト競争力、ブランド力を高め営業利益率10%を目指します。この方針に基づき立案した、タイヤ、MB、技術などについての戦略の概要を特集<中期経営計画「GD100」Phase Ⅲスタート>に記載しましたので、ぜひご覧下さい。

2012年度は増配を計画
最後に2012年度の連結業績見通しをご紹介します。売上高5,750億円、営業利益400億円、経常利益370億円、当期純利益250億円と過去最高の利益水準を見込んでいます。これに伴い、配当金については中間配当を一株当たり6円、期末配当を7円とし、年間では一株当たり13円と増配させていただく計画です。当社グループは、「GD100」の目標達成に向け、フェーズ Ⅲの課題、戦略に全力で取り組んでまいります。株主の皆様におかれましては一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2012年3月
南雲忠信     野地彦旬
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