事業の概況-工業品

Industrial PRODUCTS 工業品
当期の概況
ホース配管、シーリング材、コンベヤベルト、ゴム支承、マリンホース、防舷材などの工業品事業は売上高が682億円、営業利益が17億円となりました。東日本大震災やタイの洪水による自動車メーカーなどの減産の影響を受けましたが、建設機械用高圧ホース、コンベヤベルト、マリンホースが好調に推移しました。

ホース配管
交換用建設機械用高圧ホースが好調
2011年度の売上高は323億円となりました。当期の事業環境は、国内の期前半は建設機械メーカー、自動車メーカーが東日本大震災の影響で減産したため低調でしたが、期後半には回復傾向となりました。一方、海外は中国における金融引き締め政策の影響で建設機械の需要が低迷しました。
こうした中、国内のOE向け建設機械用高圧ホースは低迷しましたが、交換用の販売は順調に推移しました。当社ではより一層の販売強化に向け、交換用ホース金具を扱う在庫センターを設立しアッセンブリー機能の強化を図りました。自動車メーカーの減産の影響を直接受けた自動車用ホースは低迷を余儀なくされました。一方、海外では、中国で建設機械用ホースの販売が低調でしたが、米国では自動車用ホースの販売が好調でした。
 

世界中で展開している建設機械向け高圧ホース
世界中で展開している
建設機械向け高圧ホース
2012年度は国内は自動車メーカーの増産計画、震災復興に向けた建設機械の需要増により市場の回復が見込まれます。しかし海外では、特に中国がローカル建設機械メーカーの台頭により日系メーカーにとって引き続き厳しい環境になると予想されます。こうした中、国内では建設機械用高圧ホースについてOE用のシェアアップを進めると共に、地域別のより細かなマーケティングによって交換用の販売拡大を進めます。
一方、海外では、中国において日系建設機械メーカー向け販売の落ち込みをローカルメーカーへのOE納入、交換用の販売によりカバーする計画です。なお現在、中国杭州市に2013年操業を目処に建設機械用高圧ホースの工場を建設中です。北米、欧州、アジアでは日系メーカーへのOE納入に加え、海外向けに開発した交換用ホース「Exceed」の販売拡大に注力します。


Sealants and Adhesives シーリング材・接着剤
東日本大震災、タイ洪水の影響を大きく受ける
2011年度の売上高は177億円となりました。当期の事業環境は、建築市場では東日本大震災の影響による建築資材全般の調達不足と工期の遅れにより、厳しい状況が続きました。一方、自動車生産も震災、タイの洪水の影響で大幅な減産となりました。こうした中、建築用シーリング材は震災で被災した茨城工場の一時的な操業停止、原材料不足、価格競争の激化などにより低調に推移しました。また、自動車用シーリング材も自動車産業の影響を大きく受けざるを得ませんでした。
しかしながら、2011年4月に専門部署を設けて強化した電材事業では、太陽光発電システム用シーリング材、LED用封止材、スピーカー用接着剤、携帯情報端末向けハードコート材など高機能な商品の開発・販売に注力し、採用実績も着実に増加させることが出来ました。
2012年度の事業環境は、建築市場では新築需要が微増、改修市場も堅調に推移すると見込んでいます。また自動車生産は復調が見込まれています。こうした中、建築用シーリング材では価格改定と国内シェアのさらなる拡大を目指します。自動車用シーリング材は、自動車生産の回復を的確にフォローアップし売り上げ増を図ります。また、電材事業も新規採用分野のさらなる拡大を狙い、企画営業を強化します。
電材事業部が開発した携帯電話や携帯情報端末向けのハードコート材は表面保護や撥水性に優れる
電材事業部が開発した携帯電話や携帯情報端末向けのハードコート材は表面保護や撥水性に優れる
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