アニュアルレポート2015

ステークホルダーの皆様へ

2014年の事業環境は、海外では中国や新興国で成長鈍化が見られたものの、欧州の景気は持ち直しの動きが続き、米国の個人消費も安定的に推移しました。日本は雇用や企業収益の改善を受け、景気は緩やかな回復傾向にありました。タイヤ業界も円安の進展、原材料価格の下落基調など好材料があった一方で、世界的に価格競争が激化するなど厳しい環境が続きました。こうした中、当社の売上高は前期比3.9%増の6,252億円、営業利益は同4.3%増の591億円、当期純利益は同15.7%増の405億円となり、3期続けて過去最高を記録しました。配当金は前期比4円増配し、年間で1株当たり26円といたしました。

当社は現在、2006年に策定した中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」に取り組んでいます。「GD100」では策定当初に、創業100周年に当たる2017年度の目標として、売上高1兆円、営業利益1,000億円、営業利益率10%の達成を掲げ、3カ年を1フェーズとしています。すでに昨年までに3フェーズ9年が終了し、本2015年から2017年までの3カ年を期間とするフェーズⅣをスタートさせました。フェーズⅣは「GD100」の集大成であり、次の100年の飛躍に向けた布石を打つと共に、これまで積み残されてきた課題を払拭するフェーズです。こうした認識の下、フェーズⅣのテーマは「成長力の結集~YOKOHAMAの可能性を結集して、次の100年を切り拓く~」としました。財務目標としては、2017年に売上高7,700億円、営業利益800億円、営業利益率10.4%の達成を掲げています。

2015年は、日本においてはさらなる景気回復が期待されますが、為替や原油価格の急激な変動、ウクライナ問題や欧州債務危機などの地政学リスク、米国の利上げ観測など世界経済の動向は大きく変化する可能性があり、不透明な経営環境が続くと予想されます。こうした中、本年度は売上高が前期比7.6%増の6,730億円、営業利益が同8.4%増の640億円、当期純利益が同11.1%減の360億円を見込んでいます。

横浜ゴムグループは「GD100」の目標達成に向け、様々な事業戦略や施策に取り組みながらグローバル企業として成長を続けます。ステークホルダーの皆様におかれましてはこうした当社の姿勢をご理解いただき、さらなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2015年5月

代表取締役会長兼CEO(右)
南雲 忠信南雲 忠信

代表取締役社長
野地 彦旬野地 彦旬

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