ステークホルダーの皆様へ

2015年度の世界経済は、米国は所得改善などにより堅調に推移し、欧州も緩やかな回復基調にありましたが、中国では景気減速が続きました。日本は消費活動で一部弱い動きが見られたものの、総じて緩やかな回復基調となりました。タイヤ業界では原材料安、為替相場の円安の進展などの好材料もありましたが、自動車生産台数の減少、価格競争の激化など厳しい環境が続きました。こうした中、当期の連結売上高は前年同期比0.7%増の6,299億円と過去最高を達成しました。利益面では営業利益が同7.7%減の545億円、経常利益が同11.6%減の493億円、当期純利益が同10.4%減の363億円となりました。配当は中間を1株当たり13円とし、期末は1株当たり26円といたしました。当社は2015年7月1日に効力発生の株式併合(普通株式2株を1株に併合)を行っておりますが、年間配当は実質的に前回予想どおりとなります。

横浜ゴムグループは2006年度から中期経営計画「GD100(グランドデザイン100)」に取り組んでいます。3カ年を1フェーズとして区切っており、2015年度は最終フェーズであるフェーズⅣがスタートした年でした。フェーズⅣは「GD100」の集大成のフェーズであり、次の100年における飛躍に向けた布石を打つフェーズとなります。そこで基本的な考え方に「次の100年も、お客様に必要とされるタイヤ・ゴム製品メーカーで在り続けるために、顧客価値を高め、グローバルに規模を拡大する」を据え、財務目標として2017年度に売上高7,700億円、営業利益800億円、営業利益率10.4%を掲げています。

2016年は、政府・日銀の経済対策が下支えする中、景気が緩やかに回復することが期待されますが、新興国の景気減速、また為替や原油価格の急激な変動による海外景気の下振れが影響する可能性もあり、不透明な経営環境が続くと予想されます。こうした中、2016年度は売上高が前年同期比3.5%増の6,520億円、営業利益が同0.9%増の550億円、経常利益が同3.4%増の510億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.4%減の340億円を計画しています。

当社グループは「GD100」の目標達成に向け、様々な事業戦略や施策に取り組みながらグローバル企業として成長を続けます。ステークホルダーの皆様におかれましてはこうした姿勢をご理解いただき、さらなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2016年5月

代表取締役会長 (右) 
南雲 忠信南雲 忠信

代表取締役社長
野地 彦旬野地 彦旬

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