アニュアルレポート2017

特集

生産財タイヤ事業の強化で
さらなる成長を目指す

当社は中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」フェーズⅣのタイヤ事業戦略のひとつに「生産財タイヤ事業の拡大」を掲げています。同事業の強化に向け、2016年7月にオフハイウェイタイヤの専業メーカーであるアライアンスタイヤグループ(ATG)、2017年3月に産業車両用タイヤメーカーの愛知タイヤ工業を買収しました。こうした施策により、商品ポートフォリオの改善や商品ラインアップの充実を進めています。

ポートフォリオの改善

ATG、愛知タイヤ工業の買収により当社の売上高に占める消費財と生産財の比率は、従来の8:2から7:3へ改善されます。

当社タイヤ事業の売上高構成比

当社タイヤ事業の売上高構成比

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買収後の売上高構成比

買収後の売上高構成比

商品ラインアップの充実

ATGの買収によって当社の生産財タイヤのラインアップに新たに農業機械用、林業機械用タイヤが加わりました。さらに愛知タイヤ工業の買収により産業車両用タイヤのラインナップも拡大します。

横浜ゴム

トラック・バス用タイヤ

  • トラック・バス
  • 路線バス・トラクタ
  • トレーラ/キャリアカー
  • タンクローリー
  • ダンプ・ミキサー

小型トラック用タイヤ

  • 軽商用車
  • ライトバン
  • ボンネットバン
  • 小型トラック・バス

産業車両用タイヤ

  • オフザロードタイヤ(ダンプトラック/グレーダ/ホイルローダ)
  • クレーン
  • 港湾用/フォークリフト

ATG

農業車両用タイヤ

  • 農機用タイヤ(トラクター/コンバイン/ハーベスター用のフローテーションタイヤなど)
  • その他小型特殊車両

林業車両用タイヤ

  • 林業用タイヤ

産業車両用タイヤ

  • オフザロードタイヤ
  • 港湾用/フォークリフト
  • スキッドステア

愛知タイヤ工業

産業車両用タイヤ

  • ノーパンクタイヤ(主にフォークリフト)
  • クッションタイヤ(小型~大型)
  • 小型ソリッドタイヤ(ウレタン/ラバー)

横浜ゴムとATGの協業で高い
シナジー効果を生み出す

野地彦旬 野地彦旬 横浜ゴム取締役副会長兼アライアンスタイヤグループ取締役会長

今後も農機用タイヤの需要は増大

人口増加に伴う食糧需要の増大から、農機の2014年から2019年までの平均成長率は毎年プラス5.7%(出典:MarketLine)と予測されており、これに併せて農機用タイヤの市場も継続的な高成長が見込まれています。

高技術・低価格が強み

ATGはイスラエル1工場、インド2工場を有しています。世界有数の技術大国として知られるイスラエルで優れた技術を持ったタイヤを開発し、低コストのインド工場で多くの商品を生産しています。これによりATGは高品質タイヤを世界で最も安い価格で提供できる一社であり、これが大きな強みとなっています。

お客様に寄り添った営業で多くのリプレイスを獲得

ATGはきめ細かいケアをすることでお客様から高い信頼を獲得しています。例えばお客様からの要望で畝をつぶさないタイヤや畑の土に埋まらないタイヤなどを開発しており、こういった特別なタイヤへの要求に応えています。こうした地道で細かい対応が、多くのお客様から選ばれる理由のひとつになっています。

横浜ゴムのセカンドブランドを欧州で発売

欧米においての高い認知度もATGの強みのひとつです。その認知度を利用した横浜ゴムとの協業の第一弾として2017年5月より、欧州でATGのブランドである「アライアンス」を冠した乗用車向けの低価格ブランドを発売しました。「アライアンス」は横浜ゴム初のセカンドブランドであり、こうした協業により他社の廉価ブランドと戦える体制が整いました。今後YOKOHAMAの高付加価値商品のイメージを損ねることなく、低価格商品を求めるユーザーのニーズに応えていきます。 横浜ゴムのセカンドブランドを欧州で発売
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