CSR特集:豊かな生態系を守り続けるために生物多様性保全活動を推進

考え方 当社グループは天然ゴムをはじめとする自然資本(自然の恵み)に依存して事業を営んでいます。また、多くの生産工場では、装置を冷却するために大量の水を利用し、熱・二酸化炭素を放出しています。このような事業活動によって生じる自然環境への負荷が現在地球規模で進んでいる生物多様性の喪失と決して無関係ではないと認識しています。この自然の恵みを与えてくれる多様な生命のつながり(=生物多様性)の保全と持続可能な自然資本の利用に取り組み、未来の世代に伝えていくことが我々の責務であると考え、2010年7月に生物多様性ガイドラインを策定し本格的な活動を開始しました。

目指す姿(達成像)/目標 「生物多様性の保全」については、自然と共生し、環境マインドを持った従業員の育成を目指しています。そのために事業活動および社会活動を通じて活動を推進していきます。2007年に開始した「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトでは2017年までに国内外の生産拠点および関連部門の敷地内に50万本の苗木を植えることを目標にしています。

目指す姿に向けた施策 当社グループの生物多様性保全活動はステップ展開を行っています。ステップ1で事業所を取り巻く水域・緑地・自然保護区や住居・工場など周辺環境を大まかに把握した後に、ステップ2で周辺河川などの水質調査や出現生物のモニタリングを行い、ステップ3で評価対象生物を設定します。ステップ4では年間を通じてモニタリングを継続することで事業活動の影響を評価し、保全すべき生物を決定して保全活動を行います。また、結果を公表します。「YOKOHAMA千年の杜」は2015年末での植樹本数が累計466,390本に達しました(達成率93%)。森の成長と環境の変化を評価するため、苗木の成長量(樹高、胸高直径の測定)を調査し二酸化炭素の固定量を算出しています。また、本来の森として機能しているかを知るために野鳥観察を実施しています。
生物多様性活動プロセス

生物多様性活動プロセス

国内の全生産拠点でステップ4を継続。海外でも順次展開 国内では2010年11月の三重工場を皮切りに活動をスタートし、現在は全7生産拠点でステップ4(保全活動とモニタリングの実施/情報公開)を継続しています。また、2013年9月からは海外拠点にも活動を広げ、タイのヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイランドとヨコハマゴム・タイがステップ4に取り組んでいます。さらに2015年4月から活動を開始したヨコハマタイヤ・フィリピンと中国の杭州優科豪馬輪胎有限公司は2015年中にステップ2(本調査)が終了しています。

長野工場の大島川と天竜川合流地点での生物モニタリング(2015年7月)
長野工場の大島川と天竜川合流地点での生物モニタリング(2015年7月)

杭州優科豪馬輪胎の近くにある川沿いの湿地での調査(2015年10月)
杭州優科豪馬輪胎の近くにある川沿いの湿地での調査(2015年10月)

●サプライチェーンへの生物多様性保全活動の拡大 原料調達段階での生物多様性保全調査として、インドネシアおよびタイの天然ゴム農園で生物多様性調査を行いました。

タイの天然ゴム農園での調査の様子
タイの天然ゴム農園での調査の様子

●地域コミュニケーションを活発化 生物多様性保全を地域と共に推進していく活動の一環として、各事業所では地域の皆さまへの説明会を実施しています。平塚製造所では製造所内で開催している地域交流イベント「Think Ecoひらつか」の中で2014年から生物多様性パネルディスカッションを開催し活動報告と意見交換を行っています。海外ではヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイランドが2015年10月、近隣の地域リーダーや町役場の方々、小学校の先生などを集めて生物多様性保全活動に関する情報公開と現地見学会を開催しました。

平塚製造所で開催した第2回生物多様性パネルディスカッション(2015年11月)
平塚製造所で開催した第2回生物多様性パネルディスカッション(2015年11月)

ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイランドの情報公開イベント(2015年10月)
ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイランドの情報公開イベント(2015年10月)

  • 前へ戻る
  • 一覧へ戻る
  • 次へ進む
トップへ