CSRトピックス

環境面

当社グループは、商品開発や生産過程における環境負荷低減への取り組みはメーカーの基本的かつ最低限の社会的責任であると考え、様々な活動に取り組んでいます。

環境貢献商品の取り組み

当社グループは主力商品であるタイヤのみならず、工業製品などについても、温暖化ガスの削減や環境負荷物質の削減、省資源につながる「環境貢献商品」の開発を進めています。新たに開発する商品は、「地球温暖化防止」「資源再生・循環」「省資源」「安全・快適性」の4つの環境機能を評価し、従来品に比べ平均5%以上上回ることを義務付け、1項目でも下回った環境機能がある場合は商品化できない仕組みとしています。これにより新商品の全てが環境貢献商品となり、全取り扱い商品に占める環境貢献商品比率は2013年度に93%を達成しました。2017年度までに100%達成を目標としています。

全取り扱い商品中に占める環境貢献商品の比率
4つの環境機能と環境評価指数

温室効果ガス削減の取り組み

国内外グループの温室効果ガス排出量の推移 低炭素社会の実現を目指し、地球温暖化対策をCSRの最重要課題のひとつに位置付け、専門委員会を設けて省エネ設備の導入、クリーン燃料への転換、徹底的な省エネ活動などを展開しています。「国内グループでの温室効果ガス排出量を2020年度までに基準年比25%削減」という中期目標に向けて活動を進めており、2013年度は年度計画に対して基準年(1990年)比16%削減を達成しました。また、「2050年までに当社グループのバリューチェーン全体でCO2総排出量を基準年(2005年)比50%以上削減する」という長期目標を設定し、達成に向け活動しています。
国内外グループの温室効果ガス排出量の推移

横浜ゴムではコージェネレーションシステム(CGS)※の利用により、CO2の大幅な削減を図っています。2013年度現在、国内4工場への導入が完了し、24時間連続運転により工場で使用する電力の約60%、蒸気使用量のほぼ全量をコージェネレーションシステムで供給しています。(写真は三重工場(三重県伊勢市)のCGS)
※CGS…ガスなどの燃料を用いて発電し、その際に発生する排熱を冷暖房や給湯などに利用する省エネルギーシステム。従来は捨てていた排熱を有効利用することで、エネルギー使用量とCO2排出量の大幅な削減が図れる。

廃棄物削減の取り組み

国内外グループの廃棄物発生量の推移 国内生産拠点ではPhaseⅢの目標である「廃棄物の総量を2012年度から2014年度までの3年間で2006年度比35%削減」「廃棄物の原単位を毎年1%以上削減」、海外生産拠点では「廃棄物の原単位を毎年1%以上削減」という目標を掲げ、取り組んでいます。2013年度の廃棄物(産業廃棄物、一般廃棄物、有価物の全てを含む)発生量は15,134トンで、2012年度(1-12月)比11%減となり、昨年と同じレベルの減少率を達成しました。発生量原単位(売上高当たり)も13%改善しています。2014年度も引き続き、製品屑の極小化を柱として取り組みます。
国内外グループの廃棄物発生量の推移

社会面

当社グループは、国内外の事業拠点において地域社会と信頼関係を築くことが長期的な成長には欠かせないと考え、様々な社会貢献活動を行っています。

植樹プロジェクト「YOKOHAMA 千年の杜」

「YOKOHAMA千年の杜」は、創立100周年を迎える2017年までに国内外の生産拠点に50万本の植樹を目指すプロジェクトで、2007年11月にスタートしました。植物生態学者である宮脇昭氏の指導の下、潜在自然植生に則った植樹活動を進めており、2013年度末までに総計約33万本の植樹を達成しました。また、社会全体で環境保護意識の向上を目指したいという思いから、従業員が自工場内で育てた苗木を行政、学校、企業に提供する活動も進めており、現在までにおよそ16万本提供しました。
2013年10月にロシアの乗用車用タイヤ生産販売会社LLC Yokohama R.P.Z.で行った第1期植樹祭の様子
2013年10月にロシアの乗用車用タイヤ生産販売会社LLC Yokohama R.P.Z.で行った第1期植樹祭の様子

「千年の杜」で培ったノウハウを被災地復興支援に活用

当社は「YOKOHAMA 千年の杜」で培ったノウハウを東日本大震災の被災地復興支援に活用しています。「千年の杜」で指導を仰いでいる宮脇氏は、震災後、将来の防災・減災を目的として東北地方の太平洋沿岸に300kmにわたる防潮林を育成するという「いのちを守る森の防潮堤」プロジェクトを提唱し、現在進めています。当社はこれに賛同し、2012年4月、津波で大きな被害を受けた岩手県上閉伊郡大槌町でモデル植樹となる第1期植樹会を開催しました。今年4月には3回目となる植樹会を開催し、これまでに植樹したマウンド(土手)は150mに達しています。今後も毎年50mずつ延長していき、2017年までに300メートルの植樹を行う計画です。
大槌町で開催した第3期植樹会の様子
大槌町で開催した第3期植樹会の様子

国内7拠点で生物多様性保全活動を推進

当社は2010年7月に「生物多様性ガイドライン」を制定し、「生産拠点周辺の水環境を守る」というテーマの下、国内7生産拠点で生物多様性保全活動を進めています。各生産拠点では取水・排水に利用している河川の水質調査や水生生物、植生、鳥類のモニタリングなどを定期的に行い、調査結果を保全活動に活かしています。2013年10月には、活動の改善と今後のレベルアップを図る目的で第1回生物多様性保全活動報告会を三重工場(三重県伊勢市)で開催しました。地元のNPOや行政関係者、住民の方々にこれまでの活動内容を報告するとともに意見交換を行いました。

尾道工場の活動の様子
尾道工場の活動の様子

三重工場第1回活動報告会の様子
三重工場第1回活動報告会の様子

海外子会社が取り組む社会貢献活動

<中国> 優科豪馬橡膠有限公司(中国のタイヤ及びMB事業子会社を統括する持株会社)

中国の環境NGO「北京三生環境発展研究院」が実施する「河源コミュニティでの持続可能な発展と生態保護プロジェクト」に賛同し、2011年から支援しています。同プロジェクトは森林伐採を主な経済収入とする村民の生産生活により、自然資源と自然生態系が大きく破壊された貧困村である河源村において、村民が自活できる経済システムの確立と自然生態系保全の共存を目指すもので、優科豪馬橡膠は教育支援や環境保全活動などを実施してきました。こうした地域貢献活動や植樹活動が評価され、2013年9月に北京で開催された環境イベント「美しい中国・2013緑色盛典子」において「最優良企業イメージ賞」を受賞しました。

※「美しい中国・2013 緑色盛典子」…CSRへの取り組みを進める企業や個人を奨励するため、中国国内の新聞とネットメディア17社が共催したイベント

最優良企業イメージ賞受賞式の様子
最優良企業イメージ賞受賞式の様子


「農業発展進化」プロジェクト開所式の様子

<中国> 杭州優科豪馬輪胎有限会社(乗用車用タイヤ生産販売会社)

生産工程における環境負荷低減の取り組みや植樹活動などが評価され、2013年、所在する杭州経済技術開発区の初の環境保護モデル企業として認定されました。また、地元若者世代に対する環境保護啓蒙教育基地としても位置づけられ、地域住民や学校との交流を行っています。さらに同じく2013年、浙江省安全生産委員会から「浙江省安全文化建設モデル企業」として正式に認定されました。
開発区日本人小学生への環境教育の様子
開発区日本人小学生への環境教育の様子

<ロシア> LLC Yokohama R.P.Z.(乗用車用タイヤ生産販売会社)

工場が所在するリペツク州の工業局から安全環境モデル工場として認定され、工場見学会や州環境カンファレンスに参加しプレゼンテーションを実施しました。その結果、州代表に選出(30社中4社)され、モスクワで開催された全国環境カンファレンスに参加しました。同カンファレンスでは、環境への配慮を怠る企業が多いとして、罰則を強化する方向で進んでいます。

<ベトナム> Yokohama Tyre Vietnam Inc.(小型トラック・産業車両用タイヤの生産販売会社)

2013年11月に発生した台風30号の影響でベトナムにも被害がありました。Yokohama Tyre Vietnamはベトナム中部の水害を受けた地区に救援物資を提供したほか、村の清掃活動などのボランティア活動を行いました。
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