MB事業とCSR

  • MB事業を通じて、 私たち一人ひとりが果たすCSR

    取締役 専務執行役員 MB管掌
    大石 貴夫

社会の課題を解決する製品を創り出す

私たちMB事業部門で手掛けているのは、工業資材、ホース配管、シーリング材、接着剤、航空部品など多様な製品です。タイヤで培った技術を応用して、事業を多角化しています。MB事業部門の商品は主にBtoB向けであり、目につきにくい場所に使用されているものが多いですが、社会のさまざまな分野に貢献しており、縁の下の力もち的存在といえます。
例えば、海洋汚染につながるような水質汚染防止に配慮したマリンホースや、ヒートアイランドを抑える効果を発揮するウレタン塗膜防水材、CO2排出削減のための次世代自動車として注目を浴びる燃料電池自動車に水素を充填するディスペンサー用ホースなど、環境面で社会の課題を解決する製品にも、独自の技術を生かして積極的に取り組んでいます。

グローバル市場で信頼いただける企業に

近年、アジア、アフリカ諸国の発展は目を見張るものがあります。特にインフラ整備や資源開発関連事業が持つ需要のポテンシャルは高く、産業資材や建設機器部品等、私たちが得意とする製品群と、市場ニーズを結びつけることができれば、グローバル市場における成長につなげることができるだろうと考えています。BtoBビジネスでは、製品だけでなく会社自体も信頼できるかどうかが大事です。特にヨーロッパの企業では、独自の基準があり、サプライヤーも厳しい目で判断されます。会社がいかに信頼されるか。従業員一人ひとりがCSRをどう理解し、実践していくかが重要で、CSRの真価が問われる場面でもあると思います。また、事業展開する現地の文化的な違いをどう理解して、海外向け商品を当社のノウハウでどれだけ開発できるかが、グローバル企業になるカギであると考えています。

ジェンダーレスでグローバルな人材を育成

さらなる成長に向けては、ジェンダーレスでグローバルに対応できる人材を育成していく必要があります。性別に関わらず、海外での現地採用もすすめ、YOKOHAMAブランドを各国に広められるよう、人材育成に取り組んでいきます。私は入社以来、約40カ国で仕事をしてきました。その海外経験をいかに人材育成に反映させていけるかが、私の使命だと考えています。多様性豊かな人材にさまざまな国でモチベーション高く実力を発揮していただけるよう、企業として支援していきたいと考えています。

社会課題
  • 出典:IEA 世界エネルギー展望 World Energy Outlook 2015

  • 出典:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 「4月8日タイヤの日」 タイヤ点検の結果

社会課題の解決に貢献する商品・サービス

海洋商品

海上での石油やLNG輸送オペレーションに使用される空気式防舷材やマリンホースの製造販売において、横浜ゴムは世界トップクラスのシェアを誇っています。原油流出、海洋汚染等の重大な事故を引き起こす恐れがあるため、厳しく安全性、耐久性が求められますが、ゴムを知り尽くした当社だからこその技術力を結集し、今後もラインナップの充実に努めていきます。

  • 防舷材

  • マリンホース

エコベルト
  • 石炭、鉱石、土砂や製品、部品などの物資を運ぶコンベヤベルト分野でも、当社は世界トップレベルの技術を誇っています。「ECOTEX」は最新のゴム配合技術により、粘性と弾性の両特性を最適化。耐久性を保ちつつベルトの走行抵抗を低減し、省電力化を実現しました。今後、コンベヤベルトの需要が高い新興国へ広げていきます。

    金具接合に対応したコンベヤベルト

  • エコベルト

水素ガス用ホース
  • 次世代の自動車・燃料電池自動車に水素を充填するディスペンサー用ホース。水素ガスは低温で高圧なため、ホースには高い技術力が要求されます。岩谷瓦斯(株)との共同開発で、軽量で柔軟性に優れ、運搬や充填作業がしやすいホースを開発。さらなる燃料電池自動車の普及に向け、国際基準と同等の87.5MPa対応ホースの開発を進めています。

  • 水素ガス用ホース

ウレタン塗膜防水材アーバンルーフ

建物の屋上に使用する防水材に、断熱性能を持たせたウレタン塗膜防水材「アーバンルーフNX」。外気温や直射日光による建物の温度上昇を防ぎ省エネに貢献します。遮熱効果のあるトップコートとの併用により、最大で約8℃の温度上昇抑制を確認。2015年には環境省の「ヒートアイランド対策技術分野」実証番号を取得しました。

  • ウレタン塗膜防水材

ブルーライトカットフィルム
  • 携帯電話やポータブル電子機器を日常的に使用する現在、ディスプレイから発せられるブルーライトは疲れ目やドライアイ、網膜の機能低下や体内時計の乱れ等、人体に悪影響を及ぼすといわれています。ブルーライトを効果的にカットするフィルムの研究開発は社会からの要請であると捉え、取り組みを進めています。

    ※可視光の青色に見える波長のことで、380 ~ 495nmの領域を指す。

    ブルーライトカットフィルムをラインアップ

  • ブルーライトカットの仕組みの一例