地域社会と共に

地域社会の繁栄・発展に貢献し、社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になります。

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世界自然遺産、三江併流の自然を守り人々の暮らしを支える「河源コミュニティでの持続可能な発展と生態保護プロジェクト」を支援

中国雲南省北部の3つの川が平行して流れる三江併流地域。動植物層が豊かなことからユネスコの世界自然遺産に登録されています。河源村はその主要観光地の一つ、雲南麗江老君山自然保護区内にある少数民族の村です。約108平方キロメートルの地域に2,000名余りが暮らしていますが、収入源となる作物がなく、森林の伐採や野生生物の狩猟が数少ない収入源になっていました。長い間秩序無く伐採が繰り返された結果、地形や貴重な自然資源が破壊され、生物多様性も脅かされていました。
横浜ゴムの中国での事業統括会社、優科豪馬橡膠有限公司(Y-CH)は、2011年に中国の環境NGO北京三生環境発展研究院が提唱した「河源コミュニティでの持続可能な発展と生態保護プロジェクト」に賛同し、支援を行ってきました。
このプロジェクトは、村の経済を変えることで、経済発展と生態系の保全を両立させ、河源村の持続的な発展を目指すもの。2011年には村の経済形態を森林伐採から農畜産物生産に転換するための資金援助を行う「村バンク」を設立し、同時に農畜産物生産の研修を行いました。2012年には経済形態の変更により、一次的に収入が減少して、子どもの教育費が負担となった家庭を支援する「生態助学(教育支援)」を実施。2013年には養蜂、天麻など農畜産物の加工に必要な設備と資金を援助し、2014年には「老君山生態農林製品販売プラットホーム」を創設しました。また村民が企業と協力して、包装、加工など付加価値を高めるための援助を受け、販売ルートを確保しながら、生産技能の育成訓練を行うなどの支援を行いました。
河源村では2015年3月までに、9カ所の「村バンク」がスタートし、村の世帯数の42%にあたる203戸がプロジェクトに参加しています。その結果2010年に650元だった平均現金収入は、2013年には3,000元に増加しました。公益支援部分の村バンクの金利は村民組合に寄付されて生態系保護と持続可能な発展のために使われ、村による生態系の保全面積はすでに約3,055ヘクタールに達しています。
河源村でのプロジェクトは、企業参加型で経済発展を伴った中国初の環境保護活動として、中国国内で高い評価を受けました。2013年3月には国務院生態戦略研究所のプロジェクト観察ポイントに選ばれ、9月には第1回「美しい中国・グリーン盛典」の最優秀公益プロジェクトの称号を獲得。さらに、2015年1月には、「中国社会イノベーション賞」を受賞しました。また、Y-CHとしても、「最良企業イメージ賞」を授与されました。
3年にわたる河源村での経験をいかし、さらに広げていくため、2015年春からは、同保護区内の黎光村を新たな対象として、支援をスタートしました。今後も地域を主体としながら持続可能な地域社会の発展を目指して取り組んでいきます。

  • 老君山

地域の方の声
河源生態産業共同組合 副理事長 李 玉坤 氏

プロジェクト開始当初、自分たちの生活が苦しいのに、支援のお金を村の皆で使うという「村バンク」の発想を誰も理解できませんでしたが、会議に会議を重ねて取り組みへの理解を深めてきました。過去に破壊者だと見なされた村民たちが環境保全の主体に変わり、保全を通じて利益を受けることで皆の意識が変わってきたと感じています。村民が団結して行動することで、着実に生態系を改善することができました。これからも環境保全と発展の矛盾を解決し続けられるよう追求していきます。

河源生態産業共同組合 副理事長 李 玉坤 氏

企業活動が環境に与える影響をモニタリングし、保全するタイの生物多様性保全活動

当社のタイでのタイヤ生産販売子会社ヨハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイランド(YTMT)では、2004年の操業開始以来、生産活動の環境影響を下げるために、よりよい環境づくりに努めてきました。2008年からは「千年の杜」プロジェクトの一環として、タイでも60,000本以上の植樹を行い、さまざまな生物が生息する多様な環境を創り出しています。
2013年9月からは生物多様性保全活動を開始。環境の状態を測る指標ともなる鳥類や蝶、トンボを捕獲、撮影して、種類、餌、生息場所、ライフサイクルなどを調べ、データベース化してきました。そのデータから、工場周辺の環境が良好に保たれていることを確認するとともに、情報を公開しています。
2015年10月には「生物多様性学習センター」を開設し、近隣の地域の方々をお招きして、生物多様性保全活動の結果や、当社の環境への取り組みについて紹介。地域住民からは情報公開の継続と、子どもたちの環境教育の場として一緒に活動していきたいとのご意見をいただきました。そのため、2016年2月に完成したビオトープや「生物多様性学習センター」は誰でも立ち寄れる場として開放することになりました。
生物多様性を守り、さらに豊かにする取り組みを今後も継続していくことはもちろん、これらの場を学校や行政、地域の皆さまと共に学べる場として活用していけるよう取り組んでいきます。

現地見学会

  • ビオトープづくり

  • 工場周辺の生き物