お客さまと共に

心と技術を込めたモノづくりにより、安全・安心な商品を提供します。

心と技術を込めたモノづくりにより、安全・安心な商品を提供します。

雪道での安心・安全レベルを向上「iceGUARD5 PLUS」を発売

横浜ゴムは2015年8月、高い氷上性能をもつスタッドレスタイヤの新作「iceGUARD5 PLUS」の発売を開始しました。開発にあたってはスタッドレスタイヤの性能への期待や、使用条件など、お客さまの声を聞き、緻密なマーケティング調査を重ねて商品コンセプトを固めました。日常的にスタッドレスタイヤを利用されている方への調査で、求める性能の第一は「氷上性能」という結果が出ています。実は、日本の降雪地帯の路面状況は、世界でも指折りの過酷なもの。降雪量の多さにもかかわらず気温がそれほど低くないため、昼間の温度上昇で溶けた雪が夜に再び凍り、路面が非常に滑りやすくなってしまいます。
そうした危険な路面状況でも、当社のスタッドレスタイヤで、お客さまの安全を守りたい。安心して運転していただきたい。私たちがそんな思いからたどりついたのが、従来比で最大30倍の大きさとなる「エボ吸水ホワイトゲル」を配合した「スーパー吸水ゴム」の開発でした。
そもそも、凍った路面でタイヤが滑るのは、路面を覆う氷の表面が摩擦熱で溶け、「水膜」を発生するためです。それによって、タイヤが路面の氷表面に接地できず、グリップ力が働かなくなるのです。
しかし、このスーパー吸水ゴムを用いた「iceGUARD5 PLUS」では、タイヤ表面の吸水率が従来品より20%向上しています。氷表面の水膜を瞬時に吸収し、タイヤと路面の氷表面とをしっかりと接地させます。さらに、スーパー吸水ゴムは低温でも柔らかく、氷表面の細かい凹凸を埋めてタイヤとの密着度を高めてくれるため、タイヤが本来のグリップ力を発揮することができるのです。
また、時間が経ってもこうした性能が低下しないのも、「iceGUARD5 PLUS」の特長の一つです。使用年数シミュレーションでは、氷上摩擦指数の低下割合は従来品の約1/3に抑えられ、より長期間にわたって、安全・安心を提供できるようになりました。
さらに、もう一つユーザーから要望の声が高かった「燃費の向上」にも応えるため、これまで当社が低燃費タイヤの開発で培ってきた技術を結集。部材や構造の見直しによって、「ころがり抵抗」を7%削減しました。
開発にあたっては、圧雪アイスバーン(路面上の雪が圧縮された状態)、ブラックバーン(路面に薄い氷の膜が張った状態)など、さまざまな凍結路面を想定して、あらゆる条件下での試験走行を重ねました。今後も、「凍結路面で確実に止まる」性能をさらに追求しながら、雪上・氷上での発進や制動の滑らかさ、静かさなど、トータルでより高度な性能の製品を提供していきたいと考えています。

進化した「スーパー吸水ゴム」の採用で、氷上制動が7%向上

氷上制動テストデータ(指数)

※テストに関する詳細なデータはタイヤ公正取引協議会に届け出てあります。

さらなる高性能訴求のために─国内外で試乗体験会を実施

当社では、商品に対するお客さまの反応、ニーズなどをより的確に今後の商品開発に生かしていくため、取引先企業やメディア関係者向けの「試乗体験会」を国内外で開催しています。
2015年度は、北海道上川郡にある自社テストコース「T*MARY(ティーマリー)」( 現在はTTCHに移行)にて、スタッドレスタイヤ「iceGUARD5 PLUS」の試乗会を開催。取引先企業、メディア関係者あわせて延べ100名以上にご参加いただき、「iceGUARD5 PLUS」を装着した車両で、氷上制動、雪上スラローム、雪上登坂、雪上ハンドリングなどを体験していただきました。
終了後は、参加者のみなさまから直接ご感想をお聞きするほか、アンケートも実施。「非常にバランスの取れたタイヤ。自信を持って販売できる」「コーナーに安心して入れるし、脱出時に踏み込んでもしっかり操れる」などの好評をいただいた一方、商品開発に向けた課題もいただくことができました。
また、スウェーデン北部にある自社テストコース、YokohamaTest Centre of Swedenでも試乗会を開催しました。参加いただいたのは、ドイツ、イタリア、フランス、ノルウェーなど、ヨーロッパ各地の取引先企業から約250名。新製品のスタッドレスタイヤ「iceGUARD5 PLUS」、欧州大陸向けウインタータイヤ、北欧・ロシア向けスパイクタイヤを使用し、従来品と比較しながら、雪上でのハンドリングや氷上でのブレーキテストなどを体験していただきました。当日の気温が高く、ベストコンディションでの試乗とはならなかったものの、当社製品の性能の高さや従来品との性能差をしっかりと感じていただけたと考えています。
これらの試乗会でいただいたご意見やご感想は、今後の商品企画作成の際に、開発商品の位置づけや方向性、目標性能にしっかりと反映させ、より社会に必要とされる製品の開発につなげていきます。

試乗会の様子

試乗会参加者からの感想

試乗会にて横浜ゴムの冬用タイヤを体験し、北欧向けの高性能なタイヤとして十分機能を発揮してくれると私たちディーラーは認識しました。私たちの販売店で取り扱いたい商品として位置付けています。

Auto Grip社
Egli Stenshagen 氏

すばらしい試乗会に参加させていただいたことを感謝します。私を含む参加者は皆、このイベントを楽しみにしていました。冬のテストに参加する機会がなかったため、今回が初めての貴重な体験でした。参加者のほとんどが「これまで体験した中で、もっとも明解な体験ができたイベントだった」と感じていたようです。

ITR CEE社
Michal Kamieniarz 氏

上手く構成された素敵な試乗会で、チームメンバー全員にとっては、信じられない程すばらしい体験をさせていただくことができました。今後も継続して開催していただくことを希望します。

ALCAR HUNGARIA KFT社
Peto Richard 氏