従業員と共に

人を大切にし、人を磨き、人が活躍する場をつくります。

人を大切にし、人を磨き、人が活躍する場をつくります。

世界各国の現場で技能向上と継承を目指す「社内技能オリンピック」を開催

横浜ゴムグループのモノづくりを支える製造・設備の最前線で、全社レベルでの主要技能を高めるとともに着実に次世代へと伝えていく取り組みの一つとして、2012年から毎年「社内技能オリンピック」を開催しています。世界各国の生産拠点から、28歳未満または入社5年未満の従業員のうち予選を勝ち抜いた代表チームが日本での本選に参加し、技能と知識を競い合う機会となっています。2015年まで4回開催し、国内延べ15カ所、海外26カ所のタイヤ生産拠点の若手従業員が参加しました。代表選手に選ばれたメンバーには上司や先輩がコーチとなって現場ごとに工夫を重ね、参加当日までに代表にふさわしい技能のレベルの習得に努めます。
2012年の第1回は筆記試験のほかにタイヤ製造の現場に欠かせないアーク溶接や高速カッター、ネジ切り旋盤など約3時間にわたる実技試験が課題となりました。また2014年、2015年の第3回、第4回では、筆記のほか電気制御技術全般にわたる電気図面作成、制御盤製作、ソフトウェア作成という実技課題に取り組みました。参加者たちは大会本番の3日前から準備を進め、当日の1チーム15分の課題実演に臨んでいます。
毎年、各国から集まる代表チームにとって言語によるハンデがないよう、テキストや課題は各国の言語に翻訳され、公平を期しています。
代表チームとして参加した従業員からは、「決められた作業時間を順守することの大切さが学べた」「トラブルを短時間でクリアした経験を現場で生かしたい」などの声が聞かれました。また、国内外の選手が集結することにより、各国の現場レベルの従業員間の貴重な交流の機会にもなっています。
この「社内技能オリンピック」を通じて、技能を競うことで技能向上のスピードが上がるだけでなく、生産拠点の従業員の意識が変わってきたという拠点の報告がありました。 
当社グループは、今後も「社内技能オリンピック」の継続的な実施と、海外工場から他拠点への支援体制ができるよう、モノづくりを支える技術のたしかな向上と継承に取り組んでいきます。

  • 第2回の課題実演

  • 第4回の課題実演試験

技能オリンピック参加者の声
ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア セーラム工場(YTMV) Andre’ Meyers Matt Perry

第4回の技能オリンピックは他工場の選手と協力する課題があり、言語が違う仲間と協力しながら、本番3日前から電気図面の作成、制御盤製作、ソフトウェア作成を進めていきました。互いに意見を出し合い、励まし合いながら課題を解決したときは格別の達成感を感じることができ、仲間と喜びを分かちあいました。今回学んだ電気知識を現場で生かすとともに、次回も自分たちの工場が活躍できるように仲間をサポートしていきたいです。

ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・バージニア セーラム工場(YTMV)
Andre’ Meyers Matt Perry

危険を体感する「安全道場」を通じてさらなる安全意識の向上へ

当社グループは、「安全衛生は全ての基本である」という理念に基づいて、労働安全衛生の目標の一つとして「2017年度までに危険ゼロに向けた安全文化を構築する」を掲げています。その目標達成を目指して、「人」・「もの(設備)」・「仕組み」の3つの面からリスクの排除に取り組んできました。安全面での意識の向上に大きな成果を出している取り組みの一つが国内外のすべての生産拠点で実施されている「安全道場」です。
工場の作業現場では、動いている機械に近づいても危険を感じないことも多く、また錯覚により普通は危ないと思えることでも意識せず危険を冒してしまうことがあります。そこで、実際に工場などで稼働している装置を使用して危険の疑似体験や視覚的な体験をすることにより、危険に対する感度を高めてもらうことを目的としています。
インドのタイヤ生産拠点Yokohama India Pvt. Ltd(. YIN)では、全従業員に対して毎年1回必ず10種類の装置を使用した安全体感訓練の受講を義務付けるとともに、新入社員は職場に配属前に必ずこの道場に参加する仕組みとしています。2015年7月の開講から12月末までに全従業員338名が受講しました。参加者は設備の危険性や災害の衝撃に気付き、「業務で起こりうる危険やリスクを実際に目にして疑似体験することで、手順を確認することの大切さが実感できた」といった声が寄せられています。これらの結果、YINでの災害の発生は低いレベルで抑えられています。
さらにYINでは国内外の生産拠点で導入・使用している設備による災害可能性をゼロにする目的で2015年度、全3,284カ所のリスクを洗い出し、そのうち約98%にあたる3,218件について具体的な対策を講じています。
これらの取り組みを通じて、生産工程におけるリスクを徹底的になくしていくことで従業員の安全文化のさらなる浸透を図っていきます。

YINにおける安全道場の参加者数

YINでの安全道場