ニュースリリース

トラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム「HiTES」をリニューアル発売

小型トラック・バスから大型トレーラまで対応

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、タイヤの空気圧と内部空気温度を測定・管理するトラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム「HiTES(ハイテス)」をリニューアルし、2009年10月1日から発売する。装着可能車種を大幅に拡大したうえ、取り付け作業の簡略化と低価格化を実現した。メーカー希望小売価格はセット内容により異なるが、10輪車2-D・Dで111,030円(税込み)。
※「HiTES」はHi-Technology Tire Engineering Systemの頭文字。

新型「HiTES」は構成を見直した。車両のタイヤハウスごとに設置していた受信アンテナをなくし、受信アンテナは車両前部などに設置。さらにトレーラの場合でも、牽引されるトレーラ(荷台や客車部分)からトラクタ(運転席のある牽引車両部分)へのデータ送信は、ハーネス(受信データを送信する配線)を必要としない無線方式とした。これにより、全てのトラック・バスはもちろん、さまざまな荷台を付け替えて運用するトレーラでも装着可能にした。また、設置部品を減らすことで取り付け時間はナビゲーションシステム並みの2~3時間を実現。価格も従来品に比べおよそ30%抑えた。運転席に設置する表示器は有機ELディスプレイに変更し、小型化と見やすさの向上を図っている。

「HiTES」のメリットは、タイヤの空気圧や内部空気温度をリアルタイムに、かつ一目で確認できるため、走行前点検の大幅な省力化と走行安全性が飛躍的に向上すること。また、人による点検とは違い、正確なデータの把握と記録のシステム管理が可能となる。タイヤリムに装着したセンサユニットが検出したデータは、表示器に数値で表されると同時に、個々のタイヤの空気圧および内部空気温度の状態を3段階の色の変化で示す。さらに空気圧が低下した場合や内部空気温度が高温に達した場合にはブザー音で伝える。

横浜ゴムは厳しいタイヤ管理が求められる運輸・輸送会社向けに「安全な輸送」、「輸送効率の向上」、「省燃費による環境貢献」を実現する「HiTES」を2003年7月から発売している。また、商品の販売だけにとどまらず、「HiTES」から得たタイヤ運用履歴などを当社のタイヤ・マネジメント・システム(TMS)と連動させることで、運行傾向の分析やタイヤ点検時期のお知らせ、適正タイヤの提案などユーザーの総合的な車両運行管理のレベル向上と、リトレッドタイヤの推進に活用している。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。
「新型HiTESの表示器」

「新型HiTESの表示器」

無線化により装着可能車種を大幅に拡大

データの送受信を無線化し、ハーネスレス化を達成することで小型トラック・バスから最もタイヤ状態を把握しにくい大型トレーラまでの装着を可能にした。

<装着イメージ(トレーラの場合)>

異なるトラクタとトレーラの組み合わせにも対応

トレーラ用の中継器を装着し、また各トラクタ(運転席のある牽引車両部分)とトレーラ(牽引される荷台や客車部分)ごとにタイヤの個別情報を記録することで、異なる組み合わせでも設定の切り替えひとつで容易に対応する。

有機ELディスプレイで小型化と見やすさの向上を実現

表示器を有機ELディスプレイに変更し、小型化と見やすさの向上を実現した。また、タイヤの空気圧と内部空気温度の状態を3つの色で表示するほか、車輪配列とタイヤポジション、表示選択中のタイヤナンバーなど多彩な情報を提供する。